鳳閣星は過労死しない
Yahooニュースを見ていたら、下記の見出しを見つけたので、思うことを書いてみます。
「明日がくることが怖いのです」 真面目な24歳刑事を追い詰めた激務 - 毎日新聞
「明日がくることが怖いのです」
このセリフに既視感を憶えて、どこで聞いたんだろうと記憶をたどると、
25歳という同じような年齢で自殺した二階堂奥歯さんのホームページ『八本脚の蝶』に辿り着きました。
oquba.world.coocan.jp(早稲田大学卒の美人編集者だった二階堂奥歯さん、膨大な読書の記録と自らの宇宙観を綴ったこのサイトは、のちに出版もされました)
自殺しやすいと言われている命式は有るのですが、それについては書かずに、ここでは逆にしにくいと私が思う星について書きたいと思います。
それは鳳閣星です。
何年か前に高尾学館で、鳳閣星についての授業を受けているとき、先生はこう解説しました。
「この星はですね、無理をしない星なので、たとえばブラック企業で残業、残業で、こき使われて、体壊しそうになったりするとですね、『こんな体調悪くなるまで働かなきゃなんないのは、頑張れない私が悪いんじゃなくて、会社がおかしい!』て、開き直るんですよ」
それを聞いていて、私は笑ってしまいました。
まさに前職のブラックな会計事務所を辞めた時の、私のセリフそのものだったからです。
私は北に鳳閣星をもっています。
期待に応えようと、ついつい頑張ってしまう車騎星や牽牛星も持ってますが、それよりも鳳閣星がより効いているらしく、今までの職業人生の大体の流れは、限界になる前に「アホくさ!辞めよ」ですね。
究極のところ何やってでも生きていけると思ってますので、過労死寸前まで頑張るとかできないです。何事もほどほどに、のめり込まない。冷静といえば冷静ですが、悪くすれば踏ん張りがきかない、それが鳳閣星という星です。
無理をしないので長寿の星とも言われます。
そして鳳閣星には未来という意味もあります。明日=未来です。
それを頭に置いて、冒頭の『明日がくるのが怖いのです』という言葉を見ると、
若くして命を絶たれた巡査は一般の方なので命式は分かりませんが、鳳閣星はなかったかもしれないなと想像したりします。
もちろん、鳳閣星があっても中殺されていたり、陰転したりしていることもありますし、命式全体と育った環境なども考慮しますので、一概には言えませんが…。
(二階堂奥歯さんの命式にはありませんでした)
さらに警察官という職業についていたことから考えると、牽牛星を持ってらっしゃったのかもしれないと思ったりします。牽牛星は真面目で正義感が強く、組織の中で職務を全うしようとします。車騎星・牽牛星という金性の星は、日干(自分自身)を剋す十干があることで出てくる星です。
なのでこれらの星が強く効いていると、自分を甘やかすことが出来ず、知らず知らずのうちに自身を追い込んでしまいます。命式とは考え方のクセみたいなものですから、自分で変えようとしても中々難しいです。
なので、もし頑張り過ぎてる金性の人がいたら、周りの人が軌道修正したり、それこそ鳳閣星が効いてる人間が無理矢理にでも止めてあげて下さい。
とくに最近、自殺が多いですからね、若く未来のある方が死んでいくのは忍びないです。