算命学鑑定 Bluebird

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貫索星過多には辛い時代

貫索星という星があります。

 

日干と同じ干が他にもあることで出てくる星で、通称頑固星と言われます。

 

自分の意思を押し通し、初心を貫く。

 

独立独歩で、コツコツと着実に、ゆっくりと人生を歩みます。

 

昔ながらの職人的な生き方が合う星です。

 

この貫索星ですが、命式に1つや2つあるくらいなら芯の強さに繋がって良いと思いますが、3つ以上あると、変化のスピードが速い今の時代は、中々辛いかもしれないなと思ったりします。

 

というのも貫索星を4つ持つ、あるブロガーさんがおりまして、その方は今までの職業人生で何をやっても上手く行かず、自分は無能なのだと見限って、40代前半でセミリタイアされた方なのですが、なかなか興味深いことを書いておられました。

 

1.これまでの人生で本当にただ1人の友達もいたことがない。

2.でも別に寂しくない

3.どんな仕事についても失敗ばかりだし、コミュニケーション能力も低すぎてクビなる。

 

友達がいないと書いてらっしゃいますが、ネットで発信するようになってからは、オフ会などで知り合いや彼女もできたそうですし、無職なのに、誰の世話にもならず、貯蓄や投資やブログ収入などでちゃんと生活していらっしゃるので、実はすごい人なのではないかと思っていたところ、たまたま誕生日が分かったので調べてみたのです。

 

それがこの命式

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ブロガーとはいえ、一般の方なので生年月日はぼかしました



この命式を見て、

「あれ?なんか誰かに似てる…」と思い、記憶を辿ってひっぱり出して来たのがこちら、芥川賞作家の西村賢太氏の命式です。

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(こちらも見事に貫索星だらけ、そして陰占は火だるま)

 

ね、似てませんか?

 

ブロガーKさんは貫索星4つに、天南星3つ、土性地支一気格

西村賢太氏は貫索星4つに、天南2つ、火性天干一気格、土性地支一気格

 

そういえば西村氏も友達は一人もおらず、作家になる前は定職に就いたことがないと語っていましたね。

 

まず、定職に就かず、行政のお世話にもならず、中年まで生きてこられるということ自体が凄いです。

 

それにしても貫索星が多いと友達がいないというのはどういうことなのしょうね。

 

貫索星の独立独歩、人を頼りにしないという性質が濃くなるので他者を必要としなくなるのか…。頑固すぎて周りが離れていくのか…。

 

 同じ星が4つも連なるというのは、明らかに普通の人とは違いますので、凡人にその感覚は計りかねます。

 

常に変化することを求められるこの激動の時代、頑なに我が道を進む貫索星過多の人たちには受難の時代かもしれませんが、なにか、これ!という道を見つけたら、ひとかどの人物になる可能性も秘めていますので、諦めずに模索していって欲しいと思います。