算命学鑑定 Bluebird

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物静かな玉堂星

財星の話が続いたので、今日は印星のお話をしましょう。

財星、印星などと呼んでますが、これはどうやら四柱推命の用語で、算命学ではないようですが、使いやすいので拝借しております。

 

印星とは、知性の星の龍高星と玉堂星のことです。

 

陽の龍高星は経験や体を通して学んでいく動の星で、陰の玉堂星は本や師匠から学んでいく静の星です。

動と静の違いのせいか、どちらかというと玉堂星の人達の方が、物静かな印象があります。(既出の菅総理も中心星が玉堂星)

 

私は昔からギャーギャー騒ぐ人とか、五月蠅い人が大の苦手で、大学時代も体育会系のコンパとかは、ことごとく避けてきましたし、社会人になってからも、四六時中噂話をしているようなご婦人集団からは距離を置くようにしていました。

 

何故かというと、そういう人たちは間違いなく知性がないからです。

 

先ず大きな声でしゃべり続けるということは周りが見えてないですし、自分がどう見られているかという客観性もありません。

さらに嫌でも耳に入ってくる話の内容は、どーでもいいことばかりで、同じ話を延々と繰り返しているように聞こえます。

 

一方で、私が「この人賢いなぁ」と思う人は、口数こそ少ないものの、一つ一つの発言が的を射ていて、しかも、ボソッと発した一言がめちゃくちゃ面白かったりするので、途端に虜になります。

 

賢い人ほど口数が少なくなるというのは、算命学的にも説明がつきます。

 

知性の星と伝達の星は北と南で対極にあります。

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つまり、知性的であればあるほど、北に傾き、南の伝達力が弱くなり、口数が減ってくることになります。

 

これは世界的に言えることのようで、私がアメリカに語学留学していた時、こんなことがありました。

 

授業を受けているときに、先生に何か質問され、私が少し長い間(ま)で答えを熟考していると、先生はこうおっしゃったのです。

 

「ゆっくり考えていいからね、日本の生徒は大人しい人が多いんだ。”  A deep river runs silently.”っていう諺があってね、賢い人ほど口数は少ないって意味なんだよ」

(今調べたら、正式には”Still waters run deep.”というみたいけど、留学生に分かり易いように言い換えたのかもしれない)

 

その時、私はされた質問の内容は吹っ飛んで、「しょっちゅうバカ騒ぎしているパリピ(※party people)が多いアメリカにも、そんな諺があるんだ!」と感心しました。

 

ちなみに私には印星はないのですが、午未天中殺で南が欠けているので、北の習得本能に傾く傾向があります。

 

そのような傾向から、知性的な人を好ましく思うのですが、やはりマイナスの面もありまして、印星ばかりになるとどうしても理屈っぽくなってしまうのですね。

 

理屈っぽい人というのも、五月蠅い人と同じくらいイラっと来ますので、本当に人間はバランスが難しいものです。

 

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