算命学鑑定 Bluebird

大阪で算命学鑑定をしております

算命学と四柱推命

今日は、数ある占いや運命学の中で、なぜ私が算命学を志すこととなったかについて、少しお話をしたいと思います。

 

私の算命学との出会いは、20代の終わりに、新宿の紀伊国屋書店でたまたま手に取った『中森じゅあんの算命学入門』がきっかけでした。

 

その頃の私は、入社したばかりの会社で、2つ年上の女性の先輩が仕事を囲い込んで、私に業務を振ってくれず、なかば干されたような状態になっていました。

おまけに大阪から上京して間もないため、東京に知り合いも友達も一人もおらず、愚痴を吐き出すことも出来ずに、精神的に追い詰められておりました。

 

悩みがあると本に救いを求める私は、その日も四谷の会社を定時に出てから、トボトボと歩いて新宿駅へと向かい、吸い寄せられるように、途中にある紀伊国屋書店に入り、いつもは絶対に向かわない占いコーナーを、何となく覗いてみたのでした。

 

そこには、上述の本の他に、四柱推命細木数子氏の六星占術なども置いてありました。悶々としている私は、適当にパラパラと立ち読みして、算命学と四柱推命六星占術の本を、それぞれ1冊ずつ買って帰宅しました。

 

休日に、その3冊を読み比べてみたところ、もうダントツに算命学が一番でした。

 

六星占術は分かり易いのですが、天中殺の区分(6種類)を陰陽に分けた基本12種類だけで判断しているので、大雑把すぎてハッキリいって当たってない。

 

四柱推命は、なんだか命式の出し方が細かい上に、「この日の生まれは良い・悪い」と決めてつけて、悪い人はご愁傷様!みたいな突き放した印象があり、読み進めていくうちに段々腹が立ってくる始末…。

 

その点、算命学は全然違いました。

まず、『中森じゅあんの算命学入門』は、当時、女性向け雑誌『anan』の占いコーナーを担当していた著者が、本来は難解で複雑な算命学を、雑誌から流れて来るであろう初心者向けに嚙み砕いて説明してくれていたので、とても分かり易かった。

(ちなみに中森じゅあんさんは、宗家の直弟子です)

 

その上、ごくごく基本的な事しか書いてないのに、かなり当たっている。自分のことのみならず、誕生日が分かっている知人・友人を調べても、むちゃくちゃ当てはまってる。

面白くて、その本一冊で3ヶ月くらい色んな人の命式を調べまくって遊んでました。(現在、その本はカバーもなくなって、擦り切れてボロボロになってます)

 

そして何より、四柱推命のように吉凶を決めつけて終わりではなく、自分の宿命に環境を合わせれば開運するというニュアンスが気に入りました。

 

その後、神田にある占い専門書店・原書房に行って、二代目和泉宗章著『算命占星学入門』を買ってさらに詳しく学び、上住節子著『算命占法』上下巻(これは結構お高い)なども揃え、だんだんと算命学にハマって行きました。

 

それから10年後、私は高尾学館に入学して、いよいよ本格的に算命学を勉強し始めるのですが、そこで、最初に四柱推命に感じた違和感というか、腹立たしさの正体が判明するのです。

 

先生の説明によると、四柱推命は庶民の占い、算命学は王様の占いだと。

 

どういうことかというと、四柱推命のように吉凶を固定してしまえば、「不幸なのはあなたのせいでも、国のせいでもなくて、生まれが悪いからです。だから下手な気を起こして、下剋上を企ても無駄ですよ、大人しく諦めましょう」と庶民を押さえつけることが出来ます。

 

インドのカースト制度みたいですね。

「下賤の身に生まれたのだから仕方ない、来世に期待しましょう」みたいな。

そうすれば、執政者や既得権益者は安泰ですからね。

 

でも算命学は王様の占いで、逆なのです。

人を自由に動かしたり、環境を能動的に整える力がある人間の為の占いですから、

 上手く行ってないことがあるなら、上手く行くように持っていくのが目的です。

その気になれば敵を失墜させることも出来ます。

 

だから算命学を支持しているのは、政治家や経営者が多いのです。

 

紀伊国屋書店での一冊の本との出会いから6年後、私も独立して、一人親方ながら経営者になりましたから、「惹かれた理由も、きっとそこなんだなぁ…」と、かなり後になって気づきました。

 

さて、ここからが大事です。

 

このように、目的がある人にとっては大変な武器になる算命学ですから、鑑定を依頼される方も、自分はこうしたい!という、明確なビジョンを持ってお申込み頂くほうが有意義です。

 

たとえば、

・起業するつもりだが、時期はいつがいいか。

・子供が3人いるのだが、長男が家業を継がないと言っている。誰に継がせたらいいか。

・どうも部署の生産性が上がらない。配置転換するつもりだが、誰が適任か。

 ・彼との円満な結婚生活を維持するにあたって、何を気をつけたらいいか。

などなど。

 

相談内容が明確であればあるほど、算命学は有益です。

 

「今年の運勢どうですかねぇ?」のようなご相談でもお答えは出来ますし、もちろん懸念ポイントは押さえてお伝えしますが、上記の例のような相談に比べると、どうしてもふわっとした鑑定結果になります。それでも構わないという方はいいのですが、当サロンの鑑定料は決してお安くないので、少し勿体ない気がします。

 

料金分の元をとってやる、くらいの意気込みで来て頂ければと思っております。

 

(ただし、占術の詳しい解説についてはお答えできませんのでご了承ください。それをすると講義になってしまいますので)

 

 

ご紹介した本はこちら↓

算命占法〈上〉

算命占法〈上〉

  • 作者:上住 節子
  • 発売日: 2002/06/05
  • メディア: 単行本
 
算命占法 (下)

算命占法 (下)

 

 

 当サロンのホームページ↓

pentacles.jp