算命学鑑定 Bluebird

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石門星の陽転

算命学を知ってから、自分自身のことでずっと悩み続けていることがあります。

 

それは、私の中心星が石門星なのですが、それをちっとも陽転させられないことです。

 

私の命式は中心星から流れていって、金性で止まります。ということは、まず中心星が稼働しないことには何も始まらないので、えらいこっちゃなのです。

 

石門星とは陰の守備本能で、和合性や社交性を表出し、集団で何かを守る星です。

ところが私は、昔から一人が落ち着く人で、あまり集団が得意ではありません。

 

それでも、若い頃はわりと家に友達を呼んで鍋パーティーなどをしていましたので、まるっきり苦手というわけではないと思うのですが、自分を入れて4人くらいの人数が限界。総勢10名のBBQパーティとか、拷問以外の何物でもない。

 

「なんでだろう?」

 

と思って、13年前に初めてプロの算命学鑑定士の方に観てもらった際に、そのことをお伺いしたところ、こんな答えが返ってきました。

 

・15歳くらいまでの生育環境や、親の影響で稼働し辛いことがある。

・天将星があるので、孤独に慣れることも必要。

・車騎星と天馳星があるので、人と歩調を合わせるのが大変。

 

なるほどと思いました。

 

石門星は守るべき弟や妹がいること、商売をやっていたりして人の出入りが多い、賑やかな家で育つことなどが揃うと陽転します。

しかし、前にも書きましたが私は一人っ子で鍵っ子。おまけにやっと両親が家に帰ってくれば、激しい夫婦喧嘩を始めるので、誰も居ない家で一人で絵などを描いているときが一番心休まる時間だったのです。

生育環境って大事ですね。

 

で、もう一つ鑑定の時に言われたのが、「一人で仕事をするのが向いてる」でした。

 

算命学をある程度学んだ今なら、「車騎星が出てるのは西だし、調舒星もないのにホントかな?私だったらそうは鑑定しないけど」と思いますが、会社員をやっても長続きしないし、当時はそうなのかなーと思い、しばらくして一人でできる自営業を始めました。

それからはずいぶん生きることが楽になって、その時始めた自営業も10年目に入っているのですが、

 

「でも、それだといつまで経っても石門星が陽転しないじゃーん!」

 

 

というジレンマに陥っていました。

 

そんなある日、西洋占星術と算命学を併用して営業してらっしゃる、ある占い師さんのブログを拝見していて、

『石門星の和合性・社交性は外交みたいな感覚だから、単純に”みんな仲良し友達の輪”というものでもない』

という意味の一文を見つけて、ストンと腑に落ちたのです。

それに賛同する石門星持ちの人たちの、「そうそう、私も一人大好きだよ!」という声も紹介されていてさらに納得。

 

そうかー、そういえば会社員時代、取引先との食事会などでは、大勢いてもちゃんとニコニコお話して、社交的にしてたもんな。目的があれば大丈夫なんだ。

単に今までの石門星の解釈が、薄っぺらかったのですね。

 

石門星の和合性は単なる仲良しグループの中でつるむではなく、目的のために一丸となる仲間づくり。

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【company=会社、仲間】の語源は『共にパンを食べる人たち』だそうだ

 

そうすると、天将星もある私がこの星を稼働させるには、会社などを興し、一人では出来ない事業などを、仲間の力を借りて、共に進めていくことが必要ということになります。

 

うーん、正直ハードルが高い。。

 

鑑定士といえども、決して完成することのない、発展途上の人間ですから、こうして自分の命式と睨めっこして悩んだりしています。

 

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