算命学鑑定 Bluebird

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学歴と知性が一致しないのは何故か

先日、西村大臣のことを取り上げました。

彼は高い教養を身に付ければつけるほど異常性が出てくる特殊な日干支でしたが、それとは別に、『この人、いい大学出てるのになんでこんなにバカなんだろう』という人、皆さんの周りにも沢山いますよね。

 

その理由を算命学的に解説してみます。

 

 

知性の星は、水性の龍高星と玉堂星です。(以下、印星)

 

では、この星を持っていれば頭が良くて、一流大学へ進めるかというと、残念ながらそうとは限りません。

なぜかというと、試験に受かるというのは官星(車騎・牽牛)の領域だからです。

 

入学試験というのは、他の受験生との闘いです。ですから、競争心がまるでない、のんびりした子は、地頭が良くても受験を闘い抜くことができません。それに日本の受験制度というのは、暗記中心のある種のゲームですから、本当の意味の知性(創造力・独創性)とはかけ離れています。

 

官星と印星の両方あれば、学歴もあり、知性もあるバランスの良い人になりますが、官星だけだと、学歴は高いけど知性の欠けた人になる可能性があります。

 

一人、例を挙げてみます。

 

米山隆一氏です。

彼は東大卒で、医師資格と弁護士資格を両方持つという、とんでもない頭脳の持ち主です。 

それなのに、新潟県知事時代に、出会い系サイトで出会った女子大生を買春して、辞職に追い込まれるという失態を晒しました。

 

 

 

米山隆一氏の命式

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(印星なし、陰占にも水性なし)

性欲というのは人間の三大欲求ですから、女性と懇ろになりたいと思うのは仕方ないですが、地位のある男性には、それ相応の安全な遊び方というものがちゃんとあるのです。

 

彼にはそれを教えてくれる友人も、自ら考える知性もなかったのでしょう。

 

(ちょっと特殊すぎる例ですが、米山氏は性懲りもなく衆議院選挙に立候補するそうなので、釘を刺す意味で取り上げました)

 

話を戻します。

 

では、印星しかなく、成績が振るわない子はどうしたらよいのか。

それはね、放っておいたらいいのです。学生時代はパッとしないかもしれませんが、彼らは興味のあることには自ら進んで勉強していきますので、20年、30年経ったらとても賢い人間になっている可能性は多いにあります。

 

一番まずいのは、勉強、勉強!と親が煩く言って、彼らが本来備えている知的好奇心や学習欲を削いでしまうことです。

 

現代は、何事も効率・生産性が大事と追い立てられて、短期で結果を出すことを求められますが、人生というのは死ぬ瞬間まで結果は出ないので、18歳のたった1日の試験で決まる学歴というものにそれほど拘る必要はないと思いますよ。

 

知性というのは一朝一夕に育まれるものではないのです。