算命学鑑定 Bluebird

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冷静と情熱のあいだ

先日、ちらっと鳳閣星を例に挙げた記事を書いたのですが、改めて鳳閣星の本質について書いてみたいと思います。

 

鳳閣星は、伝達本能の陽の星であり、食禄の星でもあり、「子供」や「長寿」「遊び」などを意味するので、何だかラテン系の情熱に溢れた星のように思われるかもしれませんが、その本質は、「中庸」であり、その実とても冷静なのです。

 

 

例えば、女性同士の会話などは共感をベースに成り立っていて、一般的にはこんな展開になることが多いと思います。

 

A:「ちょっと聞いて!この前行った店、店員に『早く帰れ』みたいなこと言われてさー」

B:「うわっ、それは酷いね。口コミに書いちゃえば?」

A:「だよねー、私悪くないしー」

 

みたいな感じで会話が進んでいくと思うのですが、鳳閣星を持っていると、そう簡単に共感しないのですね。

 

(飽くまで、北に鳳閣星を持つ私の場合ですが)

A:「ちょっと聞いて!この前行った店、店員に『早く帰れ』みたいなこと言われてさー」

私:「店混んでたん?」

A:「そんなに混んでないよ~、後ろに2人立ってたくらい」

私:「立ってたって、ラーメン屋?」

A: 「そう、駅前の」

私:「あの店、狭いやん。基本ラーメン屋はちゃっちゃと食べて、すぐに出るのがマナーだよ。どーせ食べ終わっても、だらだらスマホとか見てたんやろ?」

A: 「…(図星)」

 

なんて感じで、常日頃から人を冷静に見てるので、片方の言い分だけでは判断しないんです。

 

これは身内に対してもそうなので、家族だから無条件で味方する、ということもありません。

ある意味冷たいですよね。

でも私からすると、家族だからなんでも味方するという方がおかしいと思うのです。

 

昔、ベストセラーになった酒井順子著の『負け犬の遠吠え』を読んでいた時に、

 

勝ち組は、夫のことを「私だけのナイト」

「常に、絶対に私の味方でいてくれる人」と思っています。

 

という記述を読んだときに、未婚の私は違和感を感じました。

 

『常に、絶対に私の味方でいてくれる』って、気持ち悪くないですか?

もし私がおかしなことをしていたら、「お前、それは違うだろ!」って、窘めてくれる人が夫じゃないと、どんどん裸の王様になっていきそうで怖い感じがします。

 

 

もしかしたら、私の解釈が間違っていて、この『常に、絶対に私の味方でいてくれる』

というのは、間違ったことは間違っている、と指摘はするが、根本的には妻の味方だという意味なのかもしれません。(いや、たぶん、そうでしょう)

 

でも、世の中見渡すと、配偶者が非常識な言動をしていても、まったく指摘せず、一緒になって相手の方を責めてるバカップルが多いような気がして、何だかなーと思うのです。

 

これは、鳳閣星の冷静さがそう思わせているのと、もう一つは、私の中央と西の星が相剋関係になっているせいもありそうです。相剋関係というのは、緊張状態ですから、常に他人であることを意識しています。

もし私が結婚していたとしても、とても『常に、絶対に私の味方でいてくれる』なんて到底思えないでしょう。でも、家庭がそれでは疲れるので、私の場合は未婚で正解かもしれません。

 

配偶者の話から戻しますが、鳳閣星の効いてる人と突っ込んだ話をすると、意外な冷徹さを感じて驚くかもしれませんが、これこそがジャーナリストなどに向く伝達の星と言われる所以です。

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ジャーナリストが片方に偏向して報道していたら、間違ったことが世の中に伝わってしまいます。

もっとも日本の報道は本来のジャーナリズムとは程遠い、偏向報道ばかりですが…。

 

pentacles.jp