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山上徹也容疑者をみる

安倍元総理暗殺事件の容疑者の生い立ちなどが、段々と明らかにされてきました。

(フォークリフト宅建士の資格も取っていたらしい山上容疑者)

 

この事件は色んな社会問題が複雑に絡み合っていて、容疑者を擁護するような声も少なくないようです。

 

そんな中、TBSの『ひるおび』で、コメンテーターの八代弁護士が放ったコメントに非難が相次いでいるそうです。

番組は見てないので、どんなコメントかYahooニュースで読んでみました。 

山上容疑者は第三者に宛てた手紙やツイッターに母親を統一教会に奪われた恨みや憎悪をつづっている。これを見た八代氏は「これを読むと幼稚なまま育ってしまったのかと思う。マザコンではないかとも(思う)」と指摘。  その上で「母を取り戻すためなら、何をやってもいいと思い込んでいる。非常に自己中心的な犯行」とバッサリ斬り捨てた。

 

これに対して、「健全に育った人は難なく親離れできるが、そうじゃない人は中々難しい」「八代弁護士みたいに恵まれて育った人に山上容疑者の気持ちは分からない」等々のコメントがついていました。

 

うーん、ヤフコメにも一理あるんだけど、私は概ね八代弁護士に賛成ですね。

 

確かに家庭崩壊につながった統一教会は悪い。

でも一番悪いのは洗脳された母親でしょ?

容疑者が5歳の時に、自殺してこの世から逃げた父親も同罪ですけどね。

 

統一教会の問題は今後明らかにされていくべきだと思いますが、この母親は、たとえ統一教会が存在し無かったとしても、結局ほかの宗教に騙されてますよ。

心が弱すぎる。

メンタルが弱い人は、親になってはいけないと思っています。

 

父親もそうです。

私は自殺に関しては基本否定派ですが、不治の病で毎日激痛に耐えてる人や、どうにもこうにも生き辛い独身の人に関しては、まぁ仕方がないかな、とは思います。(死んでから後悔しても知らんけど)

 

でも、親になった人は絶対ダメです。

自分がこの世に送り出した子供に対しての責任があるでしょう。どんな事情があるにせよ、その責任をほっぽり出して、自分だけさっさとあの世に旅立つとか言語道断です。せめて子供が成人するまでは、泥水をすすってでも生きろ!と思います。

 

もし父親が生きていたら、この家庭もここまで悲惨なことにはならなかったのではないでしょうか。

算命学的に言うと、子供にとっての父親とは精神を教える存在、母親は現実を教える存在です。

山上容疑者には両方欠けていました。母親は生きているけど、息子が事件を起こした後も「統一教会に迷惑をかけて申し訳ない」というコメントを出すくらいの、どうしようもない母親です。

 

ですから、山上容疑者がするべきだった選択は一つしかありません。

それは母親を捨てることです。

 

ヤフコメにもあるように、幼少期に親から十分な愛情を与えられてないと、大人になってからも、なかなか精神的に親から離れることが出来ないという事実は確かにあります。

 

それでも!

山上容疑者が自分の人生を救うために出来ることは、母親を完全に諦めるということしかなかったと思います。

 

ところが、男の子は中々難しいんですよね、これが。

程度の差こそあれ、男は基本、全員マザコンだと私は思ってます。

母親を診てくれていた医者を猟銃で撃ち殺した犯人も、ひどいマザコンですよね。

 

さてここで、産経新聞により、山上容疑者の生年月日が判明しましたので、一応見てみます。

プーチンと同じ日干支丙戌ですね…異常干支です)

 

また丙戌ですね、高い教養を身に着けると異常な考え方になるというやつです。

このブログでは3回目の登場ですね。(参考↓丙戌シリーズ)

 

sanmeigaku.hatenablog.com

sanmeigaku.hatenablog.com

 

母親があんなんなので、山上容疑者は大学には進めなかったようですが、高校は進学校だったそうです。京大も夢じゃないと言われていたとか…。

異常性発動してるかもしれませんね。

 

しかし今回、私が注目したのはそこではなくて、六親法の方ですね。

彼の命式の月干と年干に、それぞれ母親の星と父親の星がバッチリ出ています。

 

これは親を越え難いということを表します。

精神的にも経済的にも、社会的にもです。

 

お父さんは死んじゃったけど、京大出らしいです。

お母さんの方の経歴は知りませんが、きっと宗教にハマる前の良き母親の姿を偶像化してしまって、精神的に越えることが出来なかったのでしょう。

 

私の命式を例に挙げますと、私の親の星は蔵干にしか出てこないので、「親なんて別に大したもんじゃねぇ!(万年反抗期)」と思っていますが、山上容疑者の命式だと、そういう風には考え難いでしょうね。

 

それに両親の星が命式の目立つところに出てくるというのは、本来は頼りになる親が揃っている筈ということです。

ところが現実は宿命と違ってしまった。

そこが悲劇の始まりです。

 

だからと言って、私は山上容疑者に同情はしません。

だってこれに同情していたら、

「親がパチンコにハマって破産して家庭が滅茶苦茶になった。パチンコグループの社長を殺そうと思ったが難しいので、パチンコ店の販促営業に来ていたグラビア・アイドル(パチンコグループ社長の愛人であるとの噂)を銃で撃って殺した」

 

みたいなことを容認することになりますよ?

応用して考えると、いかにおかしなことか分かるでしょう。

 

彼はこのまま事件を起こさずに淡々と不遇に耐えて生きていたら、49歳から社会的に真逆の人生が待っていたのに、実に勿体ないことです。

 

人生では必ず反転する時期というのが来ますから、悲惨な境遇に居ても自暴自棄にはならないで欲しいと思います。

pentacles.jp