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子供が欲しくない人

先月まで、恋愛や結婚のご相談で、子供のことについて触れることが続きました。

 

結婚はいくつになっても出来ますが、出産にはタイムリミットがあるので、大変難しい問題ですよね。

 

結婚を考えている相手との相性があまり良くない場合で、でもどうしても子供が欲しいから結婚したい、という希望がある方のご相談は、あーだこーだお話しながら最良の選択肢を模索します。

今は自由恋愛の時代ですから、まずは子供のことを考えるより、末永く心地よく暮らせる相手と結婚して欲しいという思いが私としてはありますが、命式に子供の星は出ていても、配偶者の星が全くないという場合もあるので、その場合のアドバイスは複雑になります。(註:配偶者の星が無くても結婚は出来ます)

 

 

宿命的に子供との縁が薄い人として、午未天中殺があります。

 

縁が薄いといっても、子供が生まれないという訳ではありません。午未天中殺の人で子供を産んでいる人は沢山います。

 

縁が薄いという意味は、子供が生まれても女の子ばかりだったり、男の子でも家を継いでくれなかったり、長じるごとに親と疎遠になったりするということです。また、午未天中殺の人が子供にこだわると運が落ちると言われています。

 

午未天中殺の人は、自分の代で家系の流れが終わりになります。

午未天中殺の親のところに生まれた子供が子丑天中殺だったりすると、子供の代からまったく新しい流れが始まります。例えば、今までずっと医者の家系だったのに、今度は起業家を輩出する家系が始まるなどです。

 

ここで私事を少しお話しましょう。

私は午未天中殺ですが、今まで一度も子供が欲しいと思ったことがありません。

(友人の子を抱いても、「私も欲しい!」とはならなかった…)

 

「そりゃ、結婚もしてなければ、そういう気にもならないだろう」と思ったそこの男性陣!それは大きな間違いですよ。

子供が欲しいからという理由で婚活に励む女性は沢山います。(男性もですが)

実際に私の中学時代の同級生も、そんな動機で婚活に励んで、29歳でめでたく結婚し、無事に子供も2人生まれました。

 

その友達とは、結婚直前に5年ぶりくらいに再会して、「子供が欲しくなって、年齢的にも焦って、知り合いに『いい人いたら紹介して!』と声をかけまくった」という話を聞きました。

「そ、そうなんや。頑張った甲斐があったね」とは言ったものの、私自身に子供が欲しいという気持ちが皆無なので、傍から見るとポカーンとしていたと思います。

 

また、こんなこともありました。

小学校6年生の時に、通っていた塾の先生(既婚男性、娘2人有)の家に、数人の塾生と一緒に遊びに行きました。寺子屋みたいなアットホームな塾で、年に1回、そういう機会があったのです。その際、奥様の美味しい手料理を頂いた後の雑談で、「先生の家庭は素敵だけど、私は結婚したくない」と言うと、「結婚はいいもんだぞ。仕事に生きるのもいいが、子育てというのも生涯をかけた一大事業で、大変な仕事だがやりがいもあるぞ」と諭されました。

なんと返事したかは覚えてませんが、「そんな一大事業に生涯をかけて失敗したら目も当てれん。私はパス」と強く思った記憶があります。

 

私が子供を欲しいと思えなかったのは、自分の育った家庭環境が大きな原因だろうと思いますが、私が午未天中殺なのも、少しは影響があると思います。

 

少しは、と書いたのは、午未天中殺でも子供が欲しいと願う人は山ほどいるからです。

 

でも午未天中殺の人は、基本的に子供縁が薄いわけですから、最初から子供がいないなら、それは宿命通りで何の問題もありません。

 

これは何も午未天中殺の人に限らないことですが、本当は欲しいと思ってないのに、周りからせっつかれて産んだ、「産んでみたら可愛かった」なら、めでたしでめでたしですが、「誰にも言えないけど実は後悔してる」なんてことになったら大変です。

結婚は間違ったと思ったら離婚すればいいし、仕事も合わなければ転職すればいい。

 

でも、子供は産まなかったことには出来ないので、本当に人生の一大事です。しっかりとご自身の本心と向き合って欲しいと思います。

 

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