対冲で禁煙
先日10月3日で、禁煙してから丸4年が経ちました。
タバコを吸い始めたのは、26年前の大学入学直後です。
仲良くなった美人の女友達がマルボロのメンソールを吸っていて、「カッコいいな」と思って、真似したの最初のきっかけでした。
その子は長く細い指をしていて、中指と薬指の間にタバコを挟んで器用に吸っていて、それがまた、何とも優雅だったのです。
バカですねぇ。
短い指がくっ付いた、ずんぐりむっくりの手の私が真似しても、全然美しくないのに。
私にはメンソールは合わなかったので、当時、確かキャメルを吸ってました。
値段は1箱230円だったと思います。
お酒を飲んだりしたときは、1日で1箱開ける時もあったけど、大体2日で1箱買うペースをずっと維持して、22年間。
途中、1年半だけ止めたこともあったけど、上京ストレスでまた再開してしまいました。
その後はとくに禁煙しようとも思わず、タバコの銘柄は何回か変わり、最後に吸っていたのは、チェ・レッド。
チェ・ゲバラの肖像画がオサレなこのシリーズは添加物が入ってなく、ちゃんとタバコの自然な味がするルクセンブルク産の天然タバコです。
美味しくて好きだったのですが、自販機では売ってなくて、家の近くのファミリーマートだけに売っていました。
そして4年前の2018年の10月3日の深夜2時。
箱に残っていた最後の1本を台所で吸ったあと、もう一本吸いたいと思ったのですが、何しかコンビニに買いに行くのがめんどくさい。。
その時、雨も降っていました。
当時、タバコの段階的値上げも始まっていて、1箱430円が460円になったタイミングだったこともあり、
「そろそろ潮時かな…」
と、突然止めることにしたのです。
禁煙外来もニコチンパッチも利用することなく、ただただ我慢するのみのシンプルな禁煙法です。
最初の3か月くらいは大変でしたね。
長年のニコチン依存のせいで、自力でドーパミンが出せなくなっているので、何もやる気がしなくなって、仕事以外の時間は廃人のように寝てました。
いわゆる、禁煙鬱というやつです。
それが2週間くらい続いてようやくマシになると、今度は口寂しさが襲ってきました。
ニコチンガムを買おうかと思ったのですが、これが何と、1粒100円もする。
私のことだから、
「こんなもんに一日500円とか600円とか払うなら、タバコ吸った方がマシだべ?」
という思考回路になること間違いない。
そこで、スーパーで安売りしていた50粒入り398円のグレープ味の風船ガムを買って、運転中とかずっと嚙んで何とかしのぎました。
それでも禁煙1年くらいまでは、喫煙してる夢を見たり、映画でタバコ吸ってるシーンがあると悶絶したり、それなりに大変でした。
そして4年経った今は、もうタバコ吸っている人も見ても何とも思わなくなりました。
それどころか、煙が臭いと感じるように…昔は迷惑かけてたのですね、私。
チェ・レッドの値段も現在は530円になっていて、つくづく止めて良かったと思います。
ところで、後から気づいたのですが、私がタバコを止めた日の暦は
2018年10月3日
日干支 月干支 年干支
戊 辛 戊
辰 酉 戌
まず年支が私の宿命の年支と対冲で、さらに、月干支は私の月干支と納音(なっちん:対冲のもっと作用の大きいの)です。
日支同士は半会でしたが、3柱のうち、2つが対冲という日でした。
対冲とは停止、離別、分散という現象が出ます。
このことから、ギャンブルや悪癖などを止めたり、不快な人間関係を断ったり、物を断捨離したりするのに最適な暦になります。
20年以上も喫煙していたのに、私があっさり禁煙できたのも、暦の応援があったからかもしれないと思っています。
何かを断ちたいと思っている方、対冲の年や月を狙ってみてはいかがでしょうか。