矛盾が不幸を呼ぶ
うちの自宅の近くに、近所中に金切り声が響き渡るような喧嘩を、頻繁に繰り広げる親子がいます。
母親と娘なのですが、その家の窓ガラスをよく見ると、ヒビだらけで、テープで何か所も補修してあります。物を投げたのでしょうね。結構大きなお家です。ご主人は帰りが遅いのですが、物静かなご主人のいる間は喧嘩はしません。だから壮絶な親子喧嘩のことは知らないと思います。
「そんなに仲が悪いなら、家を出ればいいのに」
私なんかはそう思うのですが、一向に独り立ちする気配はありません。
制服を着た姿は見たことないので、少なくとも高校は卒業したくらいの年齢だと思います。
算命学の教科書には『矛盾が人を不幸にする』と書いてあります。
算命学は道徳ではないので、世間一般の常識とは違うこともしばしばあります。
例えば、『親孝行しなければならない』とは、一切書いてないですし、『夫婦の間には愛情がなければならない』とも言いません。
親子関係に関しては、ごくごく普通の生育環境であれば、むしろ子が親を剋す(相剋)のが自然な形であって、子が親を生じる(相生)のは不自然な形になります。
夫婦関係にしたって、算命学では、様々な形の結婚を想定しているので、別に全く愛情がなくてもお互いの利害が一致しているのなら結婚してもいいわけです。
だから親が嫌いだ、憎いと思うのは一向に構わないです。
ただそれなら、家を出て自活して、何でも自分の裁量でやったら良いのです。
そこに矛盾はありません。
それが、親の家に住み、親の収入で暮らし、ごはんを作ってもらって、掃除や洗濯もして貰った上で、親に反抗するのは大きな矛盾になり、それが不幸の元になると宗家は説いてます。
これは、中高生の反抗期とは別の話です。反抗期は精神の成長の上で絶対に必要なものです。
ここで言っているのは、18歳以降の話です。
要は自分の言動と現状が一致していれば、何も問題はないのです。
それを筋の通らないことをするから、運が落ちていくのです。
でもそんな人沢山いますでしょ。
・会社に雇われながら、その会社の悪口を言う。(昔の私です…、はい)
・親に頼りながら、親を罵倒する。
・配偶者に全面的に養われているのに、不倫する。
みーんな、運が落ちて行きます。
占いとか鑑定に来る前に、この点を正すだけでもずいぶん運が開けますよ。
自分で気づけば、お金かかりませんしね。