ホリエモンは水の人
本業の方が忙しく、昨日やっと落ち着いたので、久しぶりに図書館に行って本を借りて来ました。
堀江貴文『捨て本』です。
ホリエモンの発言は過激で、しょっちゅう炎上したりしてアンチも多いですが、私は別に嫌いじゃないです。しかし、結構な数のアンチがいることに関しては、私は当然だと思っています。
ホリエモンというのは、言ってみれば1%の成功者です。(収監されたりはしましたが…)
上位1%の思考というのは、残りの99%の凡人に理解できません。
偏差値35の学生に、偏差値70の学校に通う人の話が理解できないのと同じです。
この方の本は今まで3冊読みましたが、確かに普通の人の考え方とは違って極端ですが、私からするとそんなに非常識なことは書いてないですし、納得できることも多いです。
私がホリエモンの考え方を理解できるのは、私も上位1%の人間だからではなく(もしそうなら、細々と鑑定士なんかやってないで、ガンガン稼いでフェラーリとか乗ってます)、算命学というフィルターを通して、1つ高い視点で見ることができるからです。
それにね、経営者って基本的に変人が多いんですよ。普通とは違うから成功するんです。
さて今回、今更ながらにホリエモンを取り上げたのはですね、この本の中の一節に算命学的アンテナがピン!と立ったからです。
下記がその部分です。
僕には人生の指針などないのだけれど、大事にしている考え方はいくつかある。ひとつは「水が低きに流れるように、自然に身を任せる」ことだ。(『捨て本』P.111)
このほかにも本書には「流れ」というキーワードが、いたるところにちりばめられているので、「この人は分かりやすく水の人だな」と思ったわけです。
ということで調べてみました。
当たりですね、本当に分かりやすい。壬水もあります。
そして、日干癸巳は異常干支です。(私が取り上げる人は異常干支が多いな…)
印象としては、割と地味で、あんまり経営者っぽくはない命式です。
『捨て本』の主張をざっくり要約すると、「余計な物や人間関係を断捨離して身軽に生きましょう、人生は有限ですよ」ということなのですが、若いころの派手な浪費生活を経て悟りを開いたのか、ようやく本来の宿命に合った人生になってきたようです。
断捨離の究極の結果として、現在は家も持たず、ホテルなどを転々としたノマド的生活をしているのは、『水』の成せる技でしょうか。これが日干『戊』(つちのえ・土性)の人などでしたら、流浪生活は無理だと思います。日干『甲』(きのえ・木性)の私も根を張ってなんぼの性質なので、ちょっと無理ですね。
そして様々な仕事を同時進行で次々と手がけているのは、晩年期に天報星が回っているからでしょうね。
きっとこれからも変幻自在に人生を歩んで行かれることでしょう。