算命学鑑定 Bluebird

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守護神は幸運の女神ではない

先日メール鑑定を受けて下さったお客様から、守護神について質問があったので、今日は回答文を書いていました。

書きながら「そういえば、私もちゃんと学校で習うまで、守護神について勘違いしてたなぁ…」と思い出しました。

 

守護神には2種類あって、日干と月支から出す日干月支守護神(調候守護神)と、命式全体の五行のバランスから見る全体守護神(調和守護神)があります。

 

今回は日干月支守護神の話だけします。

守護神というと、何だかラッキーなことがやって来ると思いますよね?

例えば宝くじに当たるとか玉の輿に乗るとか、極めて俗物的ですが、私はそんなイメージを抱いていました。

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(棚ぼたは無いよ)

 

だけど先生が仰るには、守護神の効果は精神的安定らしいんです。

初めて授業でそれを聞いた時、正直「えっ、そんだけ?」と思い、心の中で呟きました。

「ガッカリだよ!」

(今は亡き桜塚やっくん…)

 

でも、それから数年経った今は、

「いやいや、精神的安定って実は凄くね?」と思い直しました。

 

ここ最近、芸能人の自殺が相次いでいます。

コロナ禍とは言え、お亡くなりになった方々は皆さん仕事も順調で、当然経済的にも豊かで、そのうえ、お子さんにも恵まれている方さえいらっしゃいました。

 

それでも、突然自ら命を絶ってしまう。

仕事とかお金とか家族とか、分かりやすく可視化される外側の事象と、本人の心の安定という内側の事象はまるで関係がないのだと改めて気づかされます。

 

だとすると、守護神がもたらす精神安定という効果は、ある意味最強です。

突き詰めると、精神安定=幸せですからね。

 

ただ守護神があるから、または後天運で回ってきたから、自動的に効果が出るわけではありません。

 

守護神は十干の形で出てきますから、それを自分の日干から見た時の十大主星に変換して、その十大主星が象徴する生き方をすることが必要になってきます。

 

例えば、日干甲の人の守護神が丙だとすると、この場合の丙は鳳閣星になりますから、太陽の下で思い切り遊ぶ、誰かの代弁をする、あるいは何か伝える仕事をする等々が該当します。

守護神は人それぞれ違いますから、何が精神安定に繋がるかも、十人十色ということです。

同調圧力の強い日本では、幸せの形を押し付けられることがありますが、惑わされずに自分の幸せを見極めて下さいね。

 

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