算命学鑑定 Bluebird

大阪で算命学鑑定をしております

やりたいことは前倒しで

今日は、算命学に関係ない話をします。

 

一時若干落ち着いていた円安ですが、最近、また急激な円安が進んで、昨日は1ドル141円を超えました。

 

また、単に円安なだけではなく、他所の国はインフレで平均賃金も物価も日本の倍以上になっているそうです。

米国の大戸屋では、ほっけ定食が、3,500円($25)とか…。(1ドル141円で計算)

 

アメリカの大戸屋のHPより)

(でも考えてみたら、20年前の米国でも、ファースト・フード
じゃない普通のお店でランチすると最低1,800円はした。しかも旨くない)

アメリカ人は基本魚食べないから、ほっけの仕入れが高いのもあるでしょうけど、日本と比べると凄い金額ですよね。

まあ、日本が安すぎるんでしょう。

 

留学はもちろん、海外旅行でさえ、もはや一部のお金持ちしか出来ない贅沢になってしまいました。

そんな世界情勢を見て、20代のうちに沢山海外に行っておいて良かったと、つくづく思いました。旅行くらいならともかく、留学はお金かかりますからね。

 

私がアメリカに3ヶ月の短期留学に行ったのは、2002年。

当時の為替レートは$1=120円くらいでした。

 

3ヶ月の授業料・滞在費と、その後のお楽しみアメリカ横断旅行の費用を全部入れてざっと100万円かかりました。

 

大学付属の語学学校だったので、その大学寮に学部生とルームシェアする形で暮らしました。食事は学内の食堂で取ります。

食堂は3つあるのですが、その中の一つの第3食堂は、夜食を取る学生の為に、夜10時まで開いていました。

メニューは焦げ焦げの味のしないハンバーガーとポテト、サラミとオニオンの冷めたピザの2つだけなんですけどね。

私は、夕方までしかやっていない第2食堂がお気に入りで、そこの牛肉の煮込みと、絶品のグレービーソースがかかったマッシュポテトが大好きでした。

一番大きい第1食堂は、朝食と昼食で使ってましたが、あんまり美味しくなかった。

 

…おっと、そんな話はどうでもいいのです。

 

その3つの食堂フリーパスがついて、寮費が1ヶ月800ドル(96,000円)、学費が1200ドル(144,000円)、1ヶ月合計24万。日本人はそんなに食べないから、寮費が割高でしたね。でも部屋にキッチンがないし、ド田舎だから周りに店もほとんどないし仕方がなかった。

で、総額の内訳はこんな感じ。

学費+寮費(24万×3ヶ月)=72万

アメリカ横断旅行20日間の費用20万

航空券10万

合計102万円

 

$1=80円くらいだった時代を知っているので、$1=120円でも高いと思っていましたが、現在に比べるとまだマシですよね。

学費や寮費自体も上がってるだろうから、今だったらとてもじゃないけど留学なんてできません。

 

こんな風に、何事も先延ばしにしているうちにどんどん出来ない状況になってくる可能性は十分あります。

 

短期留学から帰った後、こんなことがありました。

私は賃貸物件仲介会社で宅建事務のバイトを始めたんですが、そこの店長(独身)が、スキーが好きでかなりの腕前らしかったんです。

でも、「今は仕事が忙しくて時間が取れないから、スキーは定年退職後の楽しみに取ってる」と言っていたのを聞いて、私は「バカだなぁ」と思ったことがあります。

 

その時、店長は30代半ば、定年後は60代。

今と同じように体が動くと思ってんのかなぁと。

何か病気してそれどころじゃなくなってるかもしれないし、もしかしたら死んでるかもしれない。親の介護とか始まってるかもしれない。

 

そういうことは自分の人生に起きないと思ってるんだなぁと。

もちろん、口に出しては言いませんけどね。

 

独身男性の平均寿命は67歳らしいです。

今は定年が65歳だから、会社員だと2年しか自由にならない。

ずーっとやりたいことを我慢して働き続けて、たった2年しか楽しめない。しかも、その時に重篤な病気にでもなっていたら、いくらお金があっても何も出来ないわけです。

 

定年退職後に色々やりたいと考えていた人が、実現することなく亡くなったという話はあちこちで耳にします。

命はいつ尽きるか分かりません。

 

そう考えたたら、やりたいことを先延ばしにして生きることが、どんなにバカげたことか分かるんじゃないでしょうか。

pentacles.jp