天将星は一家に一人だけ
先日、算命学の授業の休憩時間に、受講仲間の方のご家族のお話になりました。
なんでも家族に天将星持ちが2人いて、喧嘩のレベルが凄いのだとか…。
分かりますねぇ、私も天将星持ちで母も天将星持ちだったので、身に覚えがあります。
天将星は十二大従星のトップ、エネルギー値は最大の12点(最少は天馳星の1点)で、王様の星です。エネルギーが大きいだけに取扱が難しく、陽転すれば組織のトップに立つ宿命を持ちますが、甘やかされて育つと手に負えない大人になると言われています。
また王様なので一家に一人しかいられない、2人いればどちらかが倒れるとも言われます。
私も高校入学した頃から、何となく母親といると息苦しくて、実家を出たいがために、卒業後はわざわざ遠くの大学に進学したのですが、大学入学2ヶ月後に家業が倒産してしまいました。
両親は夜逃げし、親戚を頼って点々として、連絡は弁護士経由でないと取れないような状況でしたが、結局半年後に私のいる大阪にやって来ました。(その後、大阪で自己破産完了)
その頃の私といえば、実家が倒産したことで仕送りがなくなったので、大学に行きながら生活費や学費を自分で稼ぐようになっていました。水商売のバイトを始めて、寝ずにそのまま学校に行くこともしばしば。酔客にセクハラされたり、無理がたたって連休に入るたびに高熱を出したり、それはそれはしんどい日々でしたが、それでも自活するようになってから、今まで感じていた窮屈さだけはなくなった感じがしました。
一方父親は、大阪で職を見つけてアパートも借り、ようやく落ち着くかに見えました。しかし、もともと仲の悪い両親は最終的には離婚し、母親は、また親戚を頼って横浜に行ったりしていましたが、そこでも上手くやれず、結局私が借りていたアパートに転がり込みました。
ここから本格的なバトル開始です。
自活し始めた私は、もう無力な子供ではありません。いるだけで重い気を発する母親に対して暴言を吐き、母親は母親で酒を飲んで暴れました。
母親は昔から不平不満が多く、文句ばかり言う人でした。
特に嫌だったのが、父親の悪口をずっと私に垂れ流すことです。まあ、父親もトホホな人なので分からなくもないのですが、自分にとっては唯一の父親なのであまり気持ち良いものではありません。
そして必ず、
「あんたがいるから離婚できない」で〆てましたね。
今なら分かります、離婚できないのは私がいるからではなく、自分が自立できてないからです。
責任転嫁、文句ばかり言うというのは、天将星が陰転している時の分かり易い特徴です。
陰転した天将星というのは本当に手に負えません。私も自分自身が陰転していた時があるので分かります。(その節は関係各方面ご迷惑おかけしました…。今も陽転しているかどうか分かりせんが…)
ま、そんなすったもんだが大学卒業まで続き、卒業してからも色々あって、結局母親の方から絶縁宣言してきましたね。それから10年以上何の連絡もなく、こちらからもしてませんが、もう本当にうんざりだったので、スッキリしました。
やはり天将星は一家に一人だと思います。
更に言うと、たとえ生家に自分以外の天将星がいなかったとしても、天将星持ちは一度は一人暮らしした方がいいですね。
一人暮らし経験がないまま結婚したりすると、苦労知らずの裸の王様は、今度は配偶者にわがまま放題し始めたり、当たり散らしたりしますから、本当に厄介です。
40歳まで実家暮らしで過保護に育って、悲惨な末路を迎えた天将星2つ持ちの女性を知ってますので、需要があればいつか書きます。ただしセンシティブな内容なので、書くなら有料記事かな…。