算命学鑑定 Bluebird

大阪で算命学鑑定をしております

身強・身中・身弱

このブログは、算命学の基本の説明はすっ飛ばして、書きたいことをランダムに書いているのですが、今日はちょっと解説が必要なので、基礎的なことを織り交ぜて書きます。

 

算命学の陽占命式に出てくる星には2種類ありまして、十字の位置にあるのが、十大主星、赤丸で囲った3つの星が十二大従星になります。

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(丸で囲ったのが十二大従星。どーでもいいけど、サンプルがマニアック)

十二大従星は、その人の持つエネルギー値を示しています。エネルギーといっても、体力のことではなくて、『気』の強弱です。

それぞれ点数が付いていまして、その大きさによって、身強(みきょう)・身中(みちゅう)・身弱(みじゃく)と分けられます。実際の鑑定では、3つの星の合計点も考慮して柔軟に判断します。ただし、天将星だけは別格なので、1個でも命式にあれば身強確定です。

 

身強 天南星10点

   天禄星11点

   天将星12点

 

身中 天印星6点

   天貴星9点

   天恍星7点

   天堂星8点

   天庫星5点

 

身弱 天報星3点

   天胡星4点

   天極星2点

   天馳星1点

   

 

世の中の大半の人は身中で、車に例えると普通車です。

身強と身弱は、ダンプカーと軽自動車に例えられたりします。

 

ダンプカーは、積載量が大きく、凄い馬力で人生行路を爆走し、軽自動車は馬力は無いけど、小回りが利いて軽快に人生を渡っていくイメージです。

 

どっちがいいかと言うと、それは一概には言えないのですね。

 

身強がダンプカーだとすると、まず、誰もがそれを乗りこなせるわけではなく、大型免許が必要になります。

 

その免許に当たるのが、『苦労』です。ダンプカーを与えられているということは、それだけ多くのものを背負って生きなさいよ、ということです。

 

ダンプカーはどこの道でも通れるわけではないので、時に回り道をして、目的地に着くまで、人の3倍くらい時間がかかったりします。

 

軽自動車だったら、細い道でも通れるので、近道もできてスイスイと目的地に着きますね。ただし、高速道路などをフルスピードで長時間を走り続けるのはしんどい。

 

これ、まさに身強と身弱の人の生き方の違いだと思います。

 

周りの人を見ていても、身強の人はあれもこれもとやりたがって、やたら回り道が多い。その途中で何かしらの災難が降りかかってくる。そうすると、やりたくないことでもやらなくちゃいけなくなるし、また、そこそこ出来ちゃうから、そのたびに荷物が増えて、ヒイヒイいいながら人生行路を進む感じ。

でもそういった試練が何にもないと、自分で勝手に暴走して酷い事故を起こす。

 

それに比べて、身弱の人はエネルギーが少ないので、嫌なことや余計な事は最初から出来ない、続かない。だから自然と最短コースを見つけるのが上手くなるし、周りの人も何かと助けてくれるので、割と人生スムーズ行く感じ。

 

私自身は天将星を持っていて、持っていない人から、ごくたまに「強くていいねー」なんて羨ましがられたりしますが、私は身弱の人の方がよっぽど羨ましい。

 

「何の因果で天将星なんて持って生まれちゃったのかなー、夫に守られるような、身弱で可愛い奥さんの人生のが良かったよ」なんて思うけど、そんなこと言っても仕方ないので(無いものはない参照)、開き直って好きなように生きてるわけです。

 

それに、私には分かりませんけど、身弱は身弱なりの辛さがあると思いますしね。

 

ただ、身強なのに身弱的な生き方をしようとすると、あっという間に陰転しますので、それだけは注意。その逆は、たぶんやろうと思っても無理なので、大事には至らないかな。

 

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